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セッションIDへの対応方法

前回まででセッションIDがモバイルサイトのSEO施策においては大きな課題であることを述べて来ました。
では、どのように対処することができるでしょうか。いくつかの方法から考えてみましょう。

■プログラムを修正する
セッションIDはプログラム(言語は問わず)で生成されて、Aタグに付与されたり、FORM内に埋め込まれたりしているはずです。
またセッション情報自体はWEBサーバ側で管理されている情報になります。
PCサイトでは一般的にcookieを利用しているため、モバイルサイト向けにプログラムであえてAタグにセッションIDをしているはずです。

そのため一番簡単な対処方法はプログラムを修正する事です。
「携帯端末の実機のみにセッションIDを付与する。モバイルクローラは実機ではないので、Aタグには付与しない」といった修正になります。
この方法が一番確実ですが、巨大サイトの場合、修正の影響を考えるとなかなか大変な作業になるかもしれません。



■カノニカル属性

Google、Yahoo、MSNの三社で導入された仕様です。

<head>タグ内にリンクタグを埋め込み正規化されたリンクを記述する要素です。カノニカル属性に関してはそれぞれ検索してみると説明されたウェブサイトを見つけることができますので、そちらをご参考にしてください。



簡単にいうと、同一HTMLに対して複数のURLが存在する場合に、検索エンジンにインデックスしてほしいURLを記述することが可能になります。

ウェブサイトは下記のような複数のURLで同一のページを表示することが可能だとします。

http://example.com/books/id=xxx

http://example.com/?book_id=xxx

http://www.example.com/books/id=xxx

http://www.example.com/?book_id=xxx

これらのページに対して、インデックスしてほしいURLを記述します。

<link rel="canonical" href="http://example.com/books/id=xxx" />



このタグの仕様をセッションIDの除去にも利用することでセッションIDなしのURLをインデックスするように促します。

http://example.com/books/novels/?sess_id=123456abc

http://example.com/books/novels/?sess_id=98765xyza

http://example.com/books/novels/?sess_id=abc987def

http://example.com/books/novels/?sess_id=hijk123lmn

これらのページはセッションID部分は異なっていますが、コンテンツは全く同じです。

この場合、セッションIDなしのインデックスしてほしいURLを記述します。

<link rel="canonical" href="http://example.com/books/novels/" />



プログラムを見直すことが困難な場合に各ページの<head>内にカノニカル属性を記述するのがどれほど簡単に出きるかは何とも言えませんが、プログラムの修正よりは幾分簡単な作業でしょう。

カノニカル属性は即効性のある解決策ではありません。弊社のテストでは、サイト全体がセッションIDなしのURLでインデックスされるようになるまではある程度の時間が必要です。

サイトのページ数が多くなればなるほど、時間もかかります。

また、カノニカル属性は現時点では公式検索エンジンでは顕著な効果は見られていません。
Googleモバイル、Yahooモバイルに対して有効な手法です。

■Googleウェブマスターツール、Yahooサイトエクスプローラー
GoogleウェブマスターツールやYahooサイトエクスプローラーではサイトの状況を確認することができます。
これらのツールに関してはそれぞれ検索してみてください。今回のトピックはセッションIDへの対応なので、この点に関して説明します。
これらのツールでインデックスに不要なパラメータが検索エンジンに伝えることができます。

Yahooサイトエクスプローラーでは以前からこの機能がありました。
最近になってGoogleウェブマスターツールでも同様の機能が実装されました。
この機能を利用してセッションIDのパラメータ名を登録することで、セッションIDなしのURLのインデックスを促します。

これも簡単に実現できる手法ですが、カノニカル属性同様、公式検索エンジンでは効果がありません。また、セッションのパラメータがURLのパラメータの一部としてわかりやすく記述されていれば、削除できます。
しかしセッションIDがリライトされていたり、パスの一部に組み込まれていると、検索エンジンはセッションIDを判定できず、セッションIDなしでインデックスすることができません。

今回はいくつかの手法を挙げてセッションIDへの対処方法を紹介しました。
もっと簡単な方法があればいいのですが、現在は簡単で確実な方法はありません。
一番重要なのは、モバイルサイトの初期設計時にこれらの問題点を意識して、設計要件に盛り込むことではないでしょうか。

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